Category Archives: 美味しい笑顔発見プロジェクト

第8回美味しい笑顔の会

第8回美味しい笑顔の会は、阿波食ミュージアムさんで開催しました。

これまでとは少し内容を変えて、農産物の流通に焦点を当てたミニセミナーを開催し、その後、産直市に並んでいる野菜をメインにした特別メニューをご参加の方々に楽しんでいただきました。

阿波食ミュージアムさんの中にある、旬菜食堂は、天井が高い居心地の良い空間で、気軽に楽しめるメニューを提供してくれています。

しかし、今日は、美味しい笑顔の会のための特別メニュー。


阿波食ミュージアムの産直市場で売られているものを中心に、すべての野菜を徳島県産のものでまかなうというもので、これだけのメニューをすべてまかなうことができる、というのは、野菜の産地である徳島県ならではのことです。

今回のミニセミナーは、流通に関するお話しなので、まずは生産者サイドのJAさんのお話しを全農徳島の田中さんから、続いて、市場流通に関するお話しを宮崎商店の宮崎さんから、そして、産直市に関するお話しを阿波食ミュージアム店長の小川さんからしていただきました。

少し難しい話でしたが、みなさん熱心に聞いていただきました。

そして、特別メニューの試食。


料理人である旬菜食堂の林さんによれば、
「野菜の味がしっかりしていて、甘みもあるので、あえてあまり味付けしていません」
とのことでした。
確かに、素揚げにされていたスナップエンドウも、塩すらつけずにそのまま食べても、十分美味しくいただくことができました。

引き続き、生産者の方々の紹介と、ご自身の農業に対する思いや阿波食ミュージアムさんとの関係についてお話しいただきました。

阿波食ミュージアムさんは、もともと、育苗会社の竹内農園さんが母体になっているので、契約している生産者さんに対して、生活者の方の嗜好やそれを踏まえた産直向きの品種の紹介などをしてくれるので、以前と違って、生活者に対する視線で野菜を作るようになった、というお話しもいただきました。

その後、阿波食ミュージアムの2階にある会議室を見学。
ここでは、小川店長が新しい品種の紹介や、それを生産した場合の採算性などを、集まってもらった生産者の方にレクチャーしているとのことでした。


この会議室からは、産直市場内の様子を見ることができるので、商品としての農産物の展示方法を検討したりもするそうです。

今回も、たくさんの方に参加していただき、美味しい笑顔を見つけることができました。

第8回美味しい笑顔の会へようこそ

第8回美味しい笑顔の会は、3月26日(月)14:00~16:00 に開催されます。

今回の美味しい笑顔の会は、阿波食ミュージアムさんという産直市場にスポットを当てて、生産者さんと産直市場という流通の関係、そして、その中での「旬菜食堂」という飲食店の位置づけをみなさんに紹介しようということになりました。
その、阿波食ミュージアムさんを、野菜ソムリエプロの山下直子さんが取材してくれました。


まずは、阿波食ミュージアムさんの店舗を紹介します。

この季節は、入口を入ってすぐ、皆が大好きな、苺がずらっと並んでいます。


贈答用の大きな箱入りのワクワクするような苺!!赤い苺の大きな箱の中に、センス良く、ところどころ白い苺もポツンと着席!!新品種ですね。思わず笑顔になります。苺の魅力に魅了され、なかなか入り口から先に進めません。

店長さんにお話を伺う前にぶらっと店内を物色!!のつもりがついつい長居しています。品揃えが豊富で、楽しいんです。石井町のゆるキャラふじっこっちゃんも一緒にポスターに掲示されていて、石井町カラーが出ています!!こちらもまさに地産です。

売り場のポップは、店員さんの描いた作品のほかに、農家さん手作りのものもあって、商品を伝える工夫がどんどん伝わってきます。ポップ効果は絶大で、取材のはずなのに、いつのまにかかごに商品を入れてしまいます。

阿波食ミューュージアム店長さん小川満大(オガワ ミツヒロ)さんに、お目にかかりました。
店長さん=ご年配?のイメージのある私ですが、第一印象は、「お若い方」なのでびっくりしました。若くして店長さん!!仕事の出来る方なんだな、と、お話を伺いながらすぐ納得しました。
店内のポップの話などをすると、売れるための努力は惜しみません、とおっしゃいました。もちろん青果物の味に自信はありますが、まずは、手にとって買ってもらってこそ、知ってもらえるんです。商品に興味を持ってもらうために、パッケージの工夫、ネーミングの工夫をすれば、どんどん売れるようになるとおっしゃっていました。


売り上げ増加→生産の拡大→モチベーションが継続できる!!
「生産者のモチベーションあがる工夫 = お客様が店舗へ足を向けてもらうための工夫」であると、小川店長は考えています。ですから、この店は「生活者」と「生産者」のパイプ役、できるだけ太いパイプ役にならなくてはと思っています。

そのために、生産者さんとコミュニュケーションをとることをとっても大切にしているそうです。生産者さんが苦労している点や、悩んでいることを聞いて、よりよくするためのアドバイスもしているそうです。勉強会の開催など 良くなるための努力は惜しみません。そんな温かな交流を育んでいるのが 阿波食ミュージアムさんの素晴らしいところだと思いました。

新しいチャレンジももちろんしています。作りやすい品種を提案するのではなく、より売れる品種の提案をしたり、品薄になりやすい時期から逆算した作付け時期の提案を行っているそうです。育苗屋さんが経営している産直市ならではの強みを、十分に活かしています。もちろん、新品種の野菜の販売にも協力的で、先進的な農家さんが作った少量の野菜でも、積極的に販売してくれます。

阿波食ミュージアムには、種苗などを扱う園芸店「ガーデンセンター四季彩」が隣接してますので、家庭菜園用の苗や種も購入できて便利です。


さて、これからの阿波食ミュージアムさんですが、レストランが3月にリニューアルします。
オープンから2年が過ぎ、「産直市の中の飲食店のあり方」を改めて考えると、「野菜を棚に陳列するだけでなく 販売のお手伝いとなるよう、食堂のメニューにも使うことだ」という思いが強くなったそうです。そして、たどり着いたのが「生産者の顔が見えるメニュー」というコンセプトです。今まで以上に産直市と食堂の連携を強化し、「生産者の野菜の魅力を伝える表現の場」である食堂としてリニューアルします。

美味しい笑顔の会3月開催では、生産者さん、料理長さん、店長さんのお話をお伺いしながらの楽しい会食を予定しています。生産者さんの工夫や努力をお伺いすること、料理長さんの工夫を知ること、店長さんの思いなどを知って欲しいと思っています。

普段は入れないような場所の案内もしていただけるとのことです。
また、複数の生産者さんも、お話を聞かせてくれる予定で、どんな方々なのか、引き続きレポートをお届けしますので、しばらくお待ちください。
3月の美味しい笑顔の会では、どんなお話が聞けるのか、ワクワクです!

参加申し込みは、こちらから。

第7回美味しい笑顔の会

第7回美味しい笑顔の会は、林農園さんのレンコンを使って、「食彩 小鮎」さんで開催しました。

店内には、林農園さんの、今朝掘ったばかり、というレンコンが山積みです。


(展示されていたレンコンは笑顔の会終了後に販売されましたが、こんなふうに節がつながったレンコンはめったに手に入らない、ということで、争奪戦になっていました。)


まずは、美味しい笑顔発見プロジェクト代表の宮崎さんのあいさつ。


続いて、林農園の林さんの説明。「美味しいレンコンを作るために、土作りにこだわっている。土作りのための肥料には、動物が出したものではなく、動物が食べられるものを使っている。」とのお話しが。


野菜としてのレンコンの説明を、野菜ソムリエ上級プロの三好さんから。一般的な説明にとどまらず、古文書の知識も動員して、ひと味違った納得感のある説明です。


今日の料理の説明は、「食彩 小鮎」の浜口さんから。


みなさん、さっそく試食中です。


用意されたお茶は、蓮の葉茶で、滋味を感じさせる味と香りです。

料理もデザートも、レンコンの味や食感や形の魅力を十分に引き出しているけれども、作ろうと思えば家庭でも作れそうなものばかりです。
浜口さん夫妻が、このお品書きのために、何度も試作を繰り返してくださったんだろうな、と思いながらの試食でした。


ちなみに、ホクホク蓮根丸揚げ、は、ホクホクだけじゃなくて、レンコンの糸引きがすごかったので、野菜ソムリエの井上さんに、特にお願いして、モデルになっていただきました。

今回も、たくさんの美味しい笑顔に出会えたひとときでした。

第7回美味しい笑顔の会へようこそ

第7回美味しい笑顔の会は2月28日(水)に開催されます。
第7回のテーマはレンコンです。

レンコンの生産者は、林農園の林さん。
そして、料理人は、「食彩 小鮎」の浜口さん。

野菜ソムリエコミュニティ徳島の向日登美が取材してきました。


レンコン生産者の林農園 林さん
林さんご夫妻
林さんはご夫婦で農園を切り盛りしておられます。

「美味しい笑顔の会で、うちのレンコンを使ってもらえてすごくうれしいです」

林さんがそうおっしゃるのには理由があります。

「僕は、レンコン農家の三代目なんですが、子供の頃から、出荷したレンコンをどんな人が食べてくれるんだろう、ってそれがすごく気になっていたんですよ。
今は自分が中心になってレンコンを作ってるんですけど、何よりも、食べてくれる人が、美味しい、って言ってくれるのが一番うれしいんですよ。それが自分のレンコン作りのモチベーションですね。
だから、自分のレンコンを使ってくれている居酒屋に行っても、レンコンを食べてくれている人の反応が気になって。
美味しい笑顔の会では、食べてくれている人の笑顔を直接見られるので、ほんとに楽しみです。」

田んぼの土
林さんが中心になってレンコン作りをされるようになってから、土作りにより気を使うようになったそうです。

「有機肥料を使うのはもちろんなんですが、牛ふんや鶏ふんのような動物が出したものを使った堆肥ではなくて、動物が口から食べられるものからできた肥料を使ってます。」
肥料
微生物を使った肥料に、大豆かす、魚粉などを混ぜて、レンコンの田んぼに施しているそうです。

「有機肥料を使ったからといって、そんなにすぐに違いが現れるわけじゃないんですけど、5年目くらいからかな、美味しいと思えるレンコンが穫れるようになってきました。」

美味しく育ったレンコンは、特別な洗浄機で水洗いして、きれいに選別し、出荷されます。

レンコン選別
「ほら、レンコンの糸引きがすごいでしょ?」

そう言って、林さんが割って見せてくれたレンコンの割れ口は、無数の糸を引いた状態です。

ていねいにレンコンを作られてるんだな、という印象をもった林さんの取材でした。こんなにていねいに作られているレンコンなら、美味しいに違いありません。


今回、このレンコンを調理して頂くのは、松茂にある和食料理屋の 食彩 小鮎 さんです。
小鮎さん看板
小鮎さんは大将と野菜ソムリエの奥さんと2人で経営されています。大将は、和食料理人の道場六三郎さんにあこがれ、こんな料理を作りたいと思って、18歳の時から大阪で調理の修行をし、その後徳島で店を開業され、4月で12年になるそうです。「地元の旬の食材で楽しんでもらいたい」と、鳴門の市場より新鮮な魚を仕入れたり、農家に直接行き野菜を仕入れたりしているそう。

今回のテーマのレンコンは、今の時期は旬で、店でもよく使っている食材だそうです。

料理構想
「レンコンは調理法によって『シャキシャキ』になったり、『ホクホク』になったり、『もちっ』となったりします。そんなレンコンの様々な食感を楽しんでもらいたい」
また、「一般的にあまりスーパーで買う人を見かけないし、親しみも少ないレンコンのイメージを壊すくらいの料理も作りたい」と目をキラキラさせて話してくれました。

小鮎さん取材

★誰でも作ることが出来るシンプルなレンコン料理
★レンコンのイメージを壊す料理

そしてなんと!
レンコンを使用したスイーツもお目にかかれるかも (^_^)

大将と奥さんは、「今後も現状維持で頑張っていきたい」とおっしゃっていました。
熟練された大将の手でどんな料理になるんでしょうか。レンコンの食感を活かした料理やスイーツ、ワクワクしますね。

小鮎さん店内

参加申し込みは、こちらから

第6回美味しい笑顔の会

第6回美味しい笑顔の会は、ムッシュ藤田城ノ内店にお邪魔しました。
外観

参加されるお客様が多くなったので、店舗内の広いほうの場所を提供していただくことになりました。
テーブルセッティング
「試食というても、ちゃんと食べてもらわんとな。シェアするんではあかん。」
藤田シェフはそうおっしゃって、お客様ごと、料理ごとに、サーブしてくださるとのこと。美味しい笑顔の会の運営スタッフがお邪魔する頃には、すでにテーブルセッティング済み。

受付
今日の受付は、野菜ソムリエコミュニティ徳島の三好さんと近藤の2人。
お店に入ってくるときには、参加されるみなさん、すでに期待の笑顔がほころんでいます。

サツマイモ4種
お客様をお迎えするのは、料理に使われているサツマイモ4種類。
そして、メイン料理に散らす形で使われている、サツマイモチップスも。

今回、主催者の宮崎さんが出席できなかったので、野菜ソムリエコミュニティ徳島の近藤がごあいさつをいたしました。

藤原さんの解説
その後、さっそく、生産者の「株式会社 農家ソムリエーず」藤原さんから、今回のサツマイモの品種の説明や、サツマイモの生産にかけている思い、今後の抱負などを熱く語っていただきました。

藤田シェフの解説
そして、「ムッシュ藤田」藤田シェフから、今回の料理の解説をいただきます。

一番最初に、アミューズ、というよりも、今回の4つのサツマイモを輪切りにして色や香りを確認できる一皿が。
その後に、藤田シェフが、腕によりをかけて作ってくださった料理の品がサーブされます。
美味しい物を食べていただきたい、という藤田シェフの思いがどのお皿にもこもっています。

試食風景
料理の皿がサーブされるたびに、参加されたみなさんから「美味しい」「すごい」の声が。
身近な野菜であるサツマイモがここまで美味しい料理になるんだ、という感嘆の声が上がります。

藤岡さんのサツマイモ解説
デザートのお皿になったところで、野菜ソムリエコミュニティ徳島の藤岡幸子さんから、サツマイモの魅力や料理での活用方法、保存方法などを、参加したみなさんにお伝えしました。

参加されたみなさん
今回も、参加された方みなさんの笑顔がすてきな「美味しい笑顔の会」でした。

こんな美味しい料理の数々と、お店の大半のスペースを提供していただいた「ムッシュ藤田」藤田シェフに改めて感謝いたします。
また、そのサツマイモを生産して提供していただいた「株式会社 農家ソムリエーず」藤原さんにも、お礼申し上げます。

第6回美味しい笑顔の会へようこそ

第6回美味しい笑顔の会は1月25日に開催されます。
第6回のテーマはサツマイモです。

美味しいサツマイモを作ってくれる方と、それをフランス料理に仕立て上げてくれる方を取材してきましたので、野菜ソムリエコミュニティ徳島の近藤裕昭がご報告します。

1月5日(金)
今回の美味しい笑顔の会のテーマ野菜はサツマイモ。

そのサツマイモを作ってくれたのは、株式会社農家ソムリエーず代表取締役の藤原さんです。
高品質な『なると金時』の安定供給を目指して、複数の農家さんをとりまとめられて、農家ソムリエーずとして多方面に出荷されています。
取材当日は、あいにくの雨でしたが、藤原社長の出荷倉庫でお話をうかがいました。

藤原さん

これが今回提供する予定のサツマイモです、と見せていただいたのが、写真にある4つのサツマイモです。
左から、紅はるか、パープルスイートロード、ハロウィーンスイート、なると金時、です。

サツマイモ4種

芋の色がわかりやすいように、半分に切っていただいました。

—サツマイモを作る際にこだわっていることは何ですか?

「自分の夢は、サツマイモを食べて喜んでもらうことなんです。
 食べたときに、美味しい、と笑顔になってくれること。
 笑顔はやっぱり一つのバロメーターだと思います。
 もちろん、どんな料理にするかとか、そのままの形だったり、つぶしたり、といろいろあるとは思うんですが。」

印象的な言葉でした。
笑顔になってもらえるようなサツマイモを作るために、まずは土作り。
健康な芋を作れば、栄養分もより豊富だし、病気にも冒されたり、腐ったりもしにくくなる、とのことです。
そんな芋を育てるために、三井物産アグロビジネス株式会社と共同開発したオリジナル有機肥料を使っているそうです。
これを使うことで肥料全体の60%が有機体窒素になります。

また、サツマイモ作りで重要な要素は圃場の水はけで、大雨の時にいかに早く水を排出するか、が大切だとのことです。
土壌改良材を使ったり、トラクターで圃場にわずかな傾斜をつけたり、と、手間を惜しまずサツマイモ作りの環境を整えているとのことでした。

そして、収穫したサツマイモは砂付きのままで 大切に貯蔵しているとのことです。

「サツマイモにとって、砂は服のようなものなのです。
 裸じゃなく、服を着ている状態で保存してあげたほうが良い状態を保ちやすいんですよ。」

現在、農家ソムリエーずは、約20軒の農家さんで構成されているそうです。
全員が先ほど紹介した有機肥料を統一して使い、情報交換や勉強会をしながら、『高品質なサツマイモを安定供給する』ための仕組みづくりに尽力されています。
県外では関西圏の阪急オアシスの定番商品として、大型店舗を中心に販売されています。

—輸出もされているとのことですが?

「そうですね、香港、台湾、マレーシア、シンガポールに輸出しています。
 もともと、芋を食べる文化があるところなんですが、甘い芋というのはないので、サツマイモが受け入れられているようです。」

藤原さんのこれからの課題を尋ねると、生活者の方にもっとサツマイモを食べていただけるように、どうアピールすればいいのかを考えていきたい、とおっしゃていました。

「四国大学の学生さんとコラボして、サツマイモの新しい食べ方を提案してもらっています。
 若い方の柔軟な発想にはいつも刺激を受けます。」

現在、農家ソムリエーずの主力はなると金時だけれども、それだけに依存していてはいけないのではないか、との思いで、新しい品種の栽培にもチャレンジされています。
それが今回のパープルスイートロードとハロウィーンスイート、そして紅はるかだということです。

「栽培技術といういう意味では、すでに確立できたと思います。
 次は、なると金時とこれらのサツマイモをどう組み合わせて生活者に提案していくのか。
 それとも、まったく新しい提案をしていくのか、今いろいろ考えているところです。」

「なでしこJapanの前監督佐々木さんの言葉、『成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと』がすごく共感できます。
 私も、これからもチャレンジし続けたいと思っています。」


そして、このサツマイモを使ってフランス料理に仕上げてくれるのがムッシュ藤田の藤田シェフです。

藤田シェフは昭和12年愛媛県松山生まれ。
大阪で修行し、昭和39年に徳島へやってきました。当時徳島の飲食界の一時代を築いたレストラングループ「ニュートクシマ」で腕をふるい、昭和57年に独立。
「セ・ラ・ヴィ」というレストランをオープンされました。
藤田シェフ近影

その後、移転し 平成元年に現在の「ムッシュ藤田城ノ内店」をオープン。
81歳になった今も厨房に立ち お客様に喜んでもらえる料理を作り続けていらっしゃいます。
また、長年、小松島西高校の食物科の講師として後輩の育成にも力を注いでこられました。
これまでに3,800人もの生徒に料理を教えてこられたというから驚きです。

農家ソムリエーずさんのサツマイモ4種類を持参して、お話をうかがわせていただきました。
藤田シェフ打合せ

「我々の無謀な企画にのっていただいてありがとうございます。」

とお礼を申し上げると、

「引き受けて、勉強やなとは言いつつ、大変やなと思とる。
 フランス料理でサツマイモはむつかしいんよ。
 実際、あんまり使えへんしな。」

申し訳ありません。
ニコニコしながらおっしゃっていただいたけれども、改めて、大変なお願いをしてしまったことに恐縮しつつ、藤田シェフの度量の広さに頭が下がる思いです。

持参したサツマイモの切り口を見ながら、

「どうしようかなぁ…。」

すでに頭の中には料理のイメージが出来上がっているようです。

パープルスイートロード(紫のサツマイモ)の切り口をながめながら、

「この紫のイモはシャルロットかな。
 私が50年前に作ったスペシャリテのレシピで、ナスのシャルロットがあるんやけど、この紫のイモをスライスして、ナスを置き換えるのを試してみたいな。
 まあ、うまくいけばやけど。」

楽しみなことをつぶやかれています。

次に、ハロウィーンスイート(橙色のサツマイモ)の切り口をながめながら、

「これはケークサレかな。
 うちでいつも、栗を入れてケークサレを作るんやけど、栗を入れてしまうとちょっと風味が強すぎるから、このサツマイモだけで作ったら色もきれいなんとちゃうかな。」

と。
ケークサレですか。
なるほど。
サツマイモと聞くとですぐにスイーツを連想してしまう自分にはできない発想でした。

最後に、なると金時と紅はるかをながめながら、

「なると金時と紅はるかは、合わせてスープがええかな。
 焼き芋にして、最後にカレー粉をちょっとだけふって。」

どうやらただのポタージュではなさそうです。
焼き芋?カレー粉?いったいどんなものが出来上がるのか楽しみです。

藤田シェフのお話をうかがっていると、徳島の食材とその生産者への深い愛情が感じられます。

「店で使う食材には、気をつこうとるよ。
 野菜は市場では買えへんもん。
 徳島県内をいろいろ回って、自分が材料を買うてみて、使こてみて、食べてみて、良えと思たものを使い続けとるんよ。
 自分で仕入に行くこともあるし。
 もちろん、肉も魚も。」

次から次へと教えていただくいろいろなエピソード。
食材に対する旺盛な探究心や、生産者の方からの藤田シェフへの厚い信頼も伝わってきます。

そしてしみじみおっしゃっていたのは、

「生産者がもっと儲かって欲しい。」

良いものを安く売るのではなく、良いものは良いものとして高く売って欲しい、と。

最後に、藤田シェフから 参加してくれる方へのメッセージとして、

「今回は、素材そのものをシンプルに盛り付けて提供するようにするけん。
 家でも作れるようなものにして、見てくれた人が、それぞれにアレンジしてくれればええと思とるんよ。」

とおっしゃってくれました。

ムッシュ藤田会場

とくしま県民にとって身近な存在のなると金時をはじめとした4つのサツマイモ。
これらがどんなフランス料理になるのか?
ぜひ一緒に味わって、笑顔になりに来てください。
参加申し込みは、こちらから

第6回 美味しい笑顔の会 開催決定

お待たせしました、
第6回「美味しい笑顔の会」は、

  • 日時:1月25日 13:30~15:30
  • 場所:ムッシュ藤田城ノ内店
    • 徳島県徳島市北田宮1-10-26

で開催です。
ムッシュ藤田と言えば、徳島の食材を常に研究して、『最高の阿波フレンチ』を提供してくれるフレンチの名店です。
そのムッシュ藤田さんが、なると金時を使ったフレンチに挑戦してくれます。
なると金時の生産者は、農家ソムリエーずの藤原さん。
徳島を代表する生産者が作る徳島を代表する食材。
徳島を代表するフレンチのシェフがそれをいったいどう料理するのか?
美味しい笑顔の会で見届けてください。

参加申し込みは、こちらから。

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徳島美味しい笑顔発見プロジェクトに参加しませんか

今春から動き出した
宮崎商店×野菜ソムリエ徳島
【徳島美味しい笑顔発見プロジェクト】

徳島の野菜ソムリエ達が、”徳島の美味しい野菜の魅力”を伝えます!!

「野菜ソムリエ」としての経験値を上げるために。
このプロジェクト活動を一緒にやってくれるスタッフを、まだまだ募集してます!!

先輩スタッフメンバーからプロジェクトに参加してみての生の声が届いてます。
↓↓↓↓

美味しい笑顔の会のスタッフやりました

詳細は、コミュニティの連絡メールをご覧ください。
または、お問い合わせのページから、題名を「美味しい笑顔の会」としてお問い合わせください。

美味しい笑顔の会のスタッフやりました

今春から動き出した、”宮崎商店×野菜ソムリエ徳島”
【徳島美味しい笑顔発見プロジェクト】
徳島の野菜ソムリエ達が、”徳島の美味しい野菜の魅力”を伝えています!!

プロジェクトのスタッフとして参加した野菜ソムリエの生の声をどうぞ。


井上妙さん
東京や大阪ならともかく、徳島で「野菜ソムリエ」として活動することは簡単ではないです。
「美味しい笑顔の会」での活動は、そのキッカケになるんじゃないかと思います。
他人の想いや活動を聴き言葉に表現する、他人の前で話をする、プロジェクトに参画する、、、いづれも簡単なことではないです。
でも、野菜ソムリエを取得したアナタならできるはず。
ハードルが高いと感じるのなら、まずは一般生活者の立場としてプロジェクトに参加することから始めてみてください。
他の野菜ソムリエがどういう表現をしているか、どんな関わり方をしているか、見て知ることも勉強になります。
「美味しい笑顔の会」は、野菜ソムリエとして「自分に出来ることを発見できる機会」です。

でも、参加してみて、一番感じたのは、すごく面白い会だということ。笑顔になるのは、お客さんだけじゃなくて、スタッフも笑顔です。皆で一緒に楽しみましょう!!
生産者様や料理人様、そして一般の生活者様との新たな出会いに繋がる=何がどう転んで自分に返ってくるかわからないワクワク感♬ 仕事に繋がる可能性だって十分にあります。
野菜ソムリエとしての自分を活かすも殺すも自分次第!
不安なことあれば、いつでも何でもサポートします!


板東春香さん
事前のインタビューでは、農家さんの畑に出向いて直接お話が聞けるのはとても贅沢で貴重な時間でした。野菜ソムリエプロとして行くことで、後に「どのように伝えればよいか?」「生活者が気になることは何か?」ということを頭に置きながら質問や疑問を投げかけている自分に気付きました。おいしい笑顔の会に参加することで、野菜ソムリエとしての心得を再確認させてもらえる良い機会でした。農家さんのお話や畑の見学に行きたいけれど、なかなかタイミングが無いなあと思っているソムリエさん、ぜひこのチャンスに行ってみてはいかがでしょうか?


青木浩代さん
生産者さんの取材をしているときには、企業秘密とも言える部分まで公開していただけます。もし興味のある生産物が異なる物であったとしても、公開していただいた内容は共通するところがあるのではないかと思います。


吉田里沙さん
野菜ソムリエの資格を取っても、それを活かす場がそんなに多くないと残念だったのですが、「美味しい笑顔の会」は、人に伝えると言うことを実践できる場だな、と思いました。マルシェとかでも簡単な説明をするということはありますが、「美味しい笑顔の会」のように、自分のコーナーを設けてもらって、5分間もプレゼンテーションできる場というはなかなかありません。最初はうまくできなくても、毎月1回あるので、複数回参加すればスキルアップにもつながります。
参加して生活者の方から、野菜ソムリエということでいろいろ質問もされるので、それに対応することも勉強になりました。
また、いろんな情報を持っている方がいるので、プラスした情報も持って帰ることができます。農家さんで開催されるときは、普段見られないような畑なども見られることがあるのでそれも勉強になります。


原田恵さん
取材メンバーとして美味しい笑顔の会に参加して、畑に行くことで具体的な育て方や土作りを見られて面白かったです。
農家さんは、育てたい野菜ではなく、生活者が欲しがる野菜を工夫して育てているというのがよくわかりました。
調理も、素材を活かす、と言っても、ものによって活かし方が違うんだな、と感心しました。
参加されていたJAひがし徳島の担当の方の話では、B品のオクラを、オクラパウダに加工して販売する計画があるということだったが、面白くて使いやすい素材だったので、パウダーの製品化はぜひ実現して欲しいです。
美味しい笑顔の会では、ふだんは接点のない人同士が関わり合えるのが面白いです。そこでたとえば、これは誰でも同じ共通の概念だと思っていたものが、実は、人によって違っているというのもわかって興味深かったです。


三木みずほさん
私は2回目の美~ナスの時に初めて参加させてもらって、宮崎さんの石巻の話しをお聞きしてとても感動しました。本当に美味しい物は食べた人を笑顔にすると思います。石巻のみなさんほどでは無くてもみんな色々な悩みや悲しみを抱えてると思います。
誰かを励ましたり応援したいときには詞では届かない気持ちを美味しい物は伝えてくれると思います。
私も息子や娘が壁にぶつかって悩んでるときに何が出来るだろうって思ったときにとにかく毎日帰って来たときに美味しい物をお腹一杯食べさせようって思いました。詞にできなくても少しでも明るい気持ちに成って元気に成るようにっと美味しいって食べてる時の笑顔にホットしたものです。
つい先日も息子の嫁のお母さんが癌で亡くなりました もう手のほどこしようのないお母さんを世話する嫁が辛くて何も食べないのが本当に心配でした でも余りにも辛くてかける詞もなくてやっぱりとにかく彼女の好きな物を作って食べさせようって思いました そっとおにぎりを作って置いたり温かい物を作ったりしました
半泣きの笑顔で「本間に何も欲しく無いけどお義母さんの作ってくれる物だけは食べられた」って言うてくれました。美味しい物の力は凄いと思います✨
私自身これからも誰かのために美味しい物を届けて行きたいと思います。
宮崎さんの思いに共感して美味しい笑顔の会をみんなに知ってもらいたいです。

美味しい笑顔の会番外編

美味しい笑顔の会、って、どんな会なんですか?
興味はあるけれども、どんな雰囲気なのかわからなくて、参加するのをためらってしまいます、という声をいただいたので、これまでに担当した野菜ソムリエの方々に「美味しい笑顔の会」について語っていただきました。


井上妙さん
(第3回説明担当野菜ソムリエ)
このイベントに参加すると、「徳島の美味しい野菜を知ることが出来る」、「生産者の想いに触れることが出来る」、「プロの料理人が作る美味しい料理を堪能できる」、「新しい出会いがある」、、、本当に良い事尽くしなんです。
知って、食べて、笑顔になることで、もっともっと徳島産の野菜の魅力を知ってもらいたいです。
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板東春香さん
(第2回取材担当・説明担当野菜ソムリエプロ)
おいしい笑顔の会は、農家さん、料理人さん、野菜ソムリエ、そして、生活者の方が一度に集う会です。
徳島の美味しい食材で作った料理をみんなで味わうんですが、その時に、それぞれの視点からの食材についての話が聞けるので、知識を深めることが出来ます。普段気になっているけれども誰に尋ねていいのかわからないようなことも、食事を囲んで和気あいあいとした雰囲気の中なら、気軽に疑問や質問を投げかけられると思います。堅苦しく考えずに気軽に参加してください。
徳島の新しい発見や美味しいが詰まった会です。是非、美味しいご飯を食べにいらしてください。
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吉田里沙さん
(第1回説明担当・第5回説明担当野菜ソムリエプロ)
美味しい笑顔の会なので、もちろん、試食してもらって美味しい笑顔になっていただきたいです。でも、それだけじゃなくて、いろんな情報を持っている方が参加されているので、野菜の知識だけでなく、プラスした情報も持って帰ることができます。
それに、料理自体も、普段あまりやらないような調理方法を知ることができてオトクだと思います。
美味しい笑顔の会が農家さんで開催されているときは、普段見られないような畑などを見せてもらえることもあるので、野菜ソムリエにとっても勉強になります。
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三木みずほさん
(第4回取材担当・説明担当野菜ソムリエ、兼料理人)
私は2回目の美~ナスの時に初めて参加させてもらって、宮崎さんの石巻の話しをお聞きしてとても感動しました。本当に美味しい物は食べた人を笑顔にすると思います。石巻のみなさんほどではなくてもみんな色々な悩みや悲しみを抱えてると思います。
誰かを励ましたり応援したいときに、言葉では届かない気持ちも、美味しい物は伝えてくれると思います。
私も息子や娘が壁にぶつかって悩んでるときも、自分にできることをいろいろ考えたけれども、とにかく毎日、美味しい物をお腹一杯食べさせようって思っていました。言葉にしなくても、少しでも明るい気持ちになって元気になるように、と。彼らが、美味しい、って食べている時の笑顔にホッとしたものです。
つい先日も息子の嫁のお母さんが癌で亡くなりました もう手のほどこしようのないお母さんを世話する嫁が、辛くて何も食べないので本当に心配でした。そんな彼女にかける言葉もなくて、とにかく彼女の好きな物を作って食べさせようと思い、そっとおにぎりを作っておいたり、温かい物を作って届けたりしました。
彼女は、半泣きの笑顔で「ほんまに何も欲しくなかったけど、お義母さんの作ってくれる物だけは食べられた。」と言ってくれました。美味しい物の力はすごいと思います。
私自身これからも、誰かのために美味しい物を届けて行きたいと思います。
ぜひ、みなさんも美味しい笑顔の会に参加してみてください。
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いかがでしたか?
1月に開催予定の「美味しい笑顔の会」についても、近日中にご連絡できる予定です。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。